仮性包茎の悩みとして挙げられるのは、外見でしょう。
顔の見えないネットでは、心の内が現れやすいのでしょうか、そうした声が聞かれます。
仮性包茎は、いわゆる「子供のペニス」です。
そのため、どうも恥ずかしいようです。
彼らの中には、大衆浴場に入る前に「見栄剥き」といって一時的に包皮を根元まであげる習慣があります。
また、根元まで上げた包皮を両面テープで付けるという行為もなされています。
入浴ですので、気の毒にも剥れることは必至でしょう。
しかし、それでも貼り付けるのです。
健気という他はありません。
この大衆浴場が、見知らぬ人たちならばまだ良いかもしれません。
ところが、年に一度は社員旅行で一緒に風呂に入ることもあるのです。
日頃顔を突き合わせている、同じ部署の人とです。
部署が同じだけなら良い方でしょう。
上司と部下の関係だったら、どうでしょうか。
上司が「子供のペニス」で、部下が「大人のペニス」だとしたら、さすがにその後に影響があるかも知れません。
日本の70%の者が仮性包茎ですので、むしろ多数派です。
「子供のペニス」を否定する根拠は、どこにあるでしょうか。
嘲笑するただの習慣に過ぎないのです。
しかし、理由はどうあれ嘲笑の対象となっているのですから、恥ずかしいことには変わりないでしょう。